ほくろのレーザー除去について、教えてください?

ほくろのレーザー除去についてのお尋ねですが、ほくろは中には悪性のものもありますが、そうでなければあったからといって健康を損なうものではありません。ただそうはいっても、顔の目立つところに大きなほくろがあれば気になりますね。特に女性の方は深刻で大きな悩みになると思います。

ほくろひとつでずっと悩み続けたり、コンプレックスを抱えていては楽しく過ごせません。今は病院で比較的簡単な方法でほくろを除去することができますので、ほくろで深刻にお悩みの人はほくろ除去を検討してみてください。ただし、ほくろの除去は病気ではありませんので、保険の適用がされないことが多いのです。

ご質問の方のように、一般にレーザー除去といわれるほくろの除去法は炭酸ガスレーザーを用いるものです。除去したいほくろにレーザーを照射して、ほくろの色素細胞をレーザーの熱により破壊する方法です。

炭酸ガスレーザーのほくろへの照射はほんの一瞬で済みます。施術前には除去するほくろの箇所に局所麻酔をしますので痛みはありません。

レーザーによるほくろの除去施術は、通常手術用の顕微鏡を使って行いますので、ほくろのみを正確にレーザー照射することができますし、周囲の正常な皮膚を傷めることはありません。

レーザーによる除去施術に向いているほくろは、直径3ミリから5ミリ以下のほくろで、隆起していない平らなほくろになります。

レーザーの除去施術に要する時間は約10分程ですが、ほくろの細胞が深くまで浸透している場合には、一度の照射では完全に除去できないことがありますので、そのような場合には、1ヶ月以上の期間を空けて再照射するようになります。

レーザーを照射した後に、ほくろの部分の色が濃くなることがあります。この症状は一時的なものですので、大体1~2週間ほどで、ほくろの表皮はかさぶたになって剥がれ落ちるようになります。ほくろが取れた後の傷跡は綺麗な状態になるまでは数ヶ月かかる場合があります。

レーザーによるほくろの除去施術は、最小の傷跡でほくろを除去できるという所が、最大のメリットといえます。