ほくろ除去による傷跡は、どのようになるのですか?

ほくろ除去による傷跡は、どのようになるのですか?とのお問い合わせですが、初めてほくろ除去をしてみようと思っていらっしゃる方のほとんどの人は、この傷跡がどのようになるのかが一番心配ですね。ほくろの除去方法に「切除縫合法」というメスを使ったほくろの除去術があります。メスで切除するといいましても最近の美容の技術はたいへんな進歩をしていますが、ブラックジャックのような継ぎはぎができるわけでもありません。ですけれど、やはり傷が残ると聞くと心配になりますよね。

ほくろ除去による切除縫合法は、程度は軽いですが正直なところ傷跡は残ります。傷跡は一直線上の細いもので、大きさは大体除去したほくろの2~3倍ほどです。切除縫合法は大きなほくろに適用されるものですので、除去したほくろが大きければ傷も長くはなります。ですけれど、この傷跡は案外に目立つようなものではありません。帝王切開でお腹を横に切るの場合と同じです。横に切ることで傷跡は、縦に切ったものより目立たなくなります。

ほくろ除去による切除縫合法で顔に横にできる線、シワと同化すれば目立たなくなるんです。といってもシワはあまりできて嬉しいものでもないですね。そう考えると、額や目尻、鼻唇の溝、顎のラインなどシワが出やすい箇所にあるほくろの除去には切除縫合法は向いているといえます。

ほくろ除去による切除縫合法で傷が残ることを前提にお話しをしましたが、個人差はありますが、ほくろ除去の傷跡は、1年も経てば目立たなくなるものです。探すつもりで見れば気付くかもしれませんが、ご自分で教えたりしない限り気付かれることはありません。そうはいっても、腕のよいドクターに少しでも跡が目立たず小さく済む方法でお願いしたいものです。