ほくろ除去をレーザーでする場合は、どんなものですか?

ほくろ除去をレーザーでする場合は、どんなものですか?とのお尋ねですが、レーザーを使ってほくろを除去する方法が、手軽に行える方法ということで脚光を浴びていますので、お尋ねをいただく件数も多いのですが、除去するほくろの状態によって、どんなほくろでも綺麗に取り去れるというものでは決してありません。それはレーザーでの除去に限らず、他の除去方法に関してもいえることですので、ご承知おきください。

レーザーでの除去術には、炭酸ガスレーザーというものを使います。表面のほくろの細胞にレーザーを照射して熱でほくろを除去します。手術の前に麻酔をしますので痛みはありません。ですが炭酸ガスレーザーのみでは、表面しか除去することができませんので再発します。それに炭酸ガスレーザーのみでの施術はくぼみが残る場合があります。くぼみを持ち上げるレーザー施術というものもあります。それを防ぐために、炭酸ガスレーザーの施術後に、ほくろのメラニンのみに反応するレーザーをもう一度照射します。このメラニン反応レーザーは正常な細胞には影響を与えません。

メラニン反応レザー施術後は、肌と同じ色のテープを貼りますが、当日から入浴もできます。個人差はありますが、傷跡が治るまでに約2週間くらい、赤みがひくのに1ヶ月から最大で6ヶ月程かかります。赤みは、ニキビ跡に赤みが残った人は長くひかずに残る傾向がありますが、女性であればメイクでカバーできる程度です。気になるようであれば早く引かせるためのレーザーがあります。

ほくろの細胞が深いところまで達しているような場合には、無理して一度で除去しようとするのは禁物ですので、その場合は、1ヶ月以上の間隔を開けて数回に分けて施術を行うとよいです。

レーザーばかりが注目を浴びていますが、レーザーによる除去法は最小であるとはいっても損傷が伴います。ほくろを薄くしたい場合は周波の電気療法を組合わせることもできます。平らで薄いほくろに対しては、この方法がとても効果的です。

レーザーでの除去施術は、外科的な除去法と違いますので、さほど高くはありませんが再発の可能性がゼロではありません。取りきれないほくろがあることも認識しておくことが大切です。