ほくろ除去の手術の方法を教えてください?

ほくろ除去の手術の方法に付いてのお尋ねです、どなたも初めてほくろの除去をしてみようと思ったときに、いったいどのような手術が行われるのか心配になりますし、ほくろの除去をしたいと思っても、メスやレーザーを使用するとなるとどんな方法で除去するのか不安ですね。特に女性が顔のほくろを除去するような場合には、傷跡が残ったりしないのかとても気になるところです。

ほくろを除去する方法は、大きく分けますと「切除縫合法」「くり抜き切除法」「炭酸ガスレーザー蒸散法」「電気凝固法」といった方法があります。施術を受ける病院の方針や設備の状況により、どの方法で施術するかが決められます。


ほくろ除去を病院で、かかるのでしたら保険が適用されるかと思いますが、歯科治療と同様に、ほくろ除去は保険は適用されないものに入ります。ただひとつ「切除縫合法」だけは、保険が適用されます。それ以外の施術であっても保険が適用されるようにしてくれる病院もあるようです。

保険が適用される場合には、自己負担額は5千円から2万円程のようです。
保険が適用がされない場合には、施術の方法や病院によって費用の違いがあります、5千円から5万円位と病院によって幅があります。

ほくろ除去の手術の方法についての、メリット、デメリットについて、お話しします。

切除縫合法は、ほくろの直径が5ミリから6ミリと大きかったり、悪性のほくろの可能性がある場合に、行われる手術です。
ほくろの箇所の皮膚をメスで切り縫合しますので、ほくろは取れても大きな傷が残ったり、費用も高く設定されています。
施術後、抜糸までの期間は、1週間程で、手術跡が治るまでには2~3ヶ月程かかるようです。
切除縫合法のメリットは、大きいほくろの除去には、向いているということです。デメリットは抜糸した後に傷が開く可能性があるということです。

くり抜き法は、ほくろの直径が5ミリ未満の場合の除去に適している手術で、切除術よりも施術に要する時間も短くて済みます。事前に局所麻酔を施し、円筒形のメスでほくろをくり抜きます。
ほくろの除去後は、縫合せず軟膏で傷跡の治療をし、傷口が治るまでの期間は2~3週間程です。
傷が癒えた後は、にきび痕程度のへこみになります。
くり抜き法のメリットは、ほくろの直径が5ミリ未満であれば、傷跡がほとんど目立たず治ってしまうことと切除術よりも短い時間で除去できることです。
くり抜き法のデメリットは、除去した後に、稀にほくろが再発する場合があるということです。

炭酸ガスレーザーは、ほくろの表面の皮膚の色素細胞をレーザー治療器の熱で破壊する手術です。
事前に、局所麻酔を施し、炭酸ガスレーザーを瞬間的にほくろに照射します。
レーザーを照射した後に、残ったほくろの細胞部分はメラニン色素だけに反応するレーザーでを使って焼きます。
炭酸ガスレーザーは、ほんの一瞬の照射で済みますし、麻酔をしますので、痛みもありません。
施術した後は、照射部分に肌と同じ色の目立たない、小さなテープを貼りますが、施術の翌日からはメイクも可能です。ですが、完全に綺麗な肌には戻るわけではありません。
炭酸ガスレーザーのメリットは、施術した後の傷跡が最小で済むことです。
炭酸ガスレーザーのデメリットは、ほくろ細胞が皮膚の深い位置にある場合は、1度の照射では完全に除去できない場合があるということです。

電気凝固法は、直径1センチを超えるようなほくろや、皮膚の表面から隆起しているようなほくろに、用いる手術です。
細い金属の先端に一定の電流を流したものを、ほくろに当て、電気でほくろを削って除去します。
ほくろを削るのと同時に傷跡は止血凝固していきますので、出血はほとんどありません。
通常であれば1度の施術で済みますが、ほくろの細胞が深いような場合には、一度に深く削ると除去部分の凹みが残りやすくなります。
そういった場合には、何回かに分けて施術を行う場合もあります。
事前に局所麻酔をし、ほくろが著しく隆起しているような場合には、隆起した部分をメスで切り離してから残った部分を電気凝固していきます。
ほくろが小さければ、簡単に除去することができますので、施術時間も5~10分程度と短いこと、傷跡もほとんど残らない事がメリットといえるでしょう。